‐ ‐ ‐「言葉が消える」ということ‐ ‐ ‐
約半年にわたる「山梨県失語症者向け意志疎通支援者養成講習会」が終わりました。
「失語症」って、皆さんご存じですか？
脳出血などにより..脳の機能が損害されたことにより、自分から「言葉」が消える (使えない、または使いにくくなる) 病気のこと。
例えば「みかんを食べたい」時。
「あー、みかんが食べたい」と言う。
家族がみかんを持ってきてくれるかもしれません。うれしいね。
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ところが失語症の方は、みかんが欲しくても..みかんを「りかん」と発語してしまったり。
みかんと言ったつもりが「りんご」と言ってしまうこともあります。
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周りとの共通認識が持ちにくい。
言いたいことが言えない。
誰かが言ってることが分からない。
文字が分からない。
意志疎通がしにくい。
そんな病気です。 想像しただけで、孤独…切ないし…大変です。
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この講座を通して、何人かの失語症当事者の方々と触れ合ってきました。
みなさん自分の伝えたいことを言葉にしようと、本当に一生懸命。
適切なサポートが入り、意志疎通が出来た時、とっても嬉しそうな笑顔を見せてくれます。
誰かと意志疎通できることが、自分の証明にもなりますもんね！
意志疎通が出来たら、嬉しい。
これは障害があってもなくても、みんな同じこと。
わたしは…どんな病気や障害であれ、
その人そのものに興味があるので、その人をその人としてみたい気持ちでいます。
病気や障害という個性を携えた..その人の、その人の嬉しそうな顔が見れたら、私も嬉しい。
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線引きをせず、
疎外されることなく、
変に注目することもなく、
特別視だってしないで、
混じり合えないだろうか。
そんな思いからスタートした学び。
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講座内で仲間となった..介護士さんや看護師さん、言語聴覚士さんにもすごく共感頂いた【日々是】や【コミュニティケアラー】の延長線上に見てる景色がある。
ふー、コツコツと。コツコツと。コツコツと。やっていこうっと。
みなさま、引き続きご助言くださいませ！
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